建築とデザイン
折衷主義とモダニズム
Québec(ケベック)州内の街や村がおりなす風景は、歴史的に、フランス系とアングロ・サクソン系の両方の伝統が混じり合って作り上げられてきたものでした。今日、その風景は北米という背景を得て、折衷的なモダニズムのさまざまな傾向を反映しています。そこには多くの影響と、とりわけ当地の建築家やデザイナー達に特有のヴィジョンやアプローチが表れています。
著名な建築家たち
Québec州は著名な建築家を数多く抱えていますが、その中には、国内外で実現された独創的なプロジェクトにより国際的に確固たる名声を得ている人々もいます。特に有名な建築家の名前を挙げてみましょう:
- モシェ・サフディ(Moshe Safdie)は、集合住宅アビタ67 (Habitat 67)、カナダ国立美術館(Musée des beaux-arts du Canada)、モンレアル美術館のジャン-ノエル・デマレ館(pavillon Jean-Noël Desmarais du Musée des beaux-arts de Montréal)などの建築物で知られています。
- ダン・ハンガヌ(Dan Hanganu)は、テアトル・デュ・ヌーボーモンド(Théâtre du Nouveau-Monde)のような独創的な空間のコンセプターです。
- ピエール・チボー(Pierre Thibault)は公共の建築物から住宅、さらには環境設備までと幅広く手がけています。
- リーズ・アン・クチュウ(Lise Anne Couture)はニューヨークに著名な建築事務所アシンプトート(Asymptote)を構えています。
この他にも、Québecでも最も独創的な公共の建設計画を提唱し、カナダ国内外で活躍しているソシエ・エ・ペロット(Saucier et Perrotte)やクロフト・ペルティエ(Croft Pelletier)といった建築事務所があります。また、近年最大の都市計画プロジェクトの1つであるQuébec市のサン・ローラン(Saint-Laurent)河畔のサミュエル-ド・シャンプラン遊歩道(Promenade Samuel-De Champlain)の実現に協力したダウスト・レスタージュ(Daoust Lestage)建築事務所も、数々の国際的な栄誉に浴しています。
独創的な場所
独創的な展示の場も、建築とそれに関連する分野の発見に一役買っています。これらの場所は、人々に題材に対する熟考を促し、その仕組みや創造性をより良く理解できるように作られています :
ビジュアルアート関係のいくつかのアーティストセンターや展示場でも、時折、建築に関連したアクティビティを行っています。特にテクノロジーアート協会(Société des arts technologiques)では、建築家が集まってそれぞれのプロジェクトを画像を用いて簡潔に紹介するぺチャクチャナイト(soirées Pecha Kucha)と呼ばれるイベントを、定期的にMontréal市で開催しています。