デジタルへの移行
デジタルへの移行
ケベックの出版社は、ケベック市場の需要と特徴に適した方法を明確にするために、出版物の主題、電子版というフォーマットの形、そして流通と小売に関することまで考慮に入れて、数年前からデジタル書籍への移行に積極的に取り組んできました。完全にデジタルのみの書籍の制作も第一歩を踏み出しており、印刷版では限られた出版部数が商業面での障害になりやすかった学術書籍が、特にその対象になっています。
デジタル分野におけるケベックの主なイニシアティブを取っているのがド・マルク(De Marque)社です。同社の《 entrepôt numérique(デジタル販売)》 は完全なる配信プラットフォームで、人気のiPod用アプリ、ラ・ウット(La Hutte)や、印刷版とデジタル版の両方のケベック書籍が購入できるサイト livresquebecois.comのように、ケベック書籍のデジタル・ショーウィンドウに特に貢献しています。
ケベックの技術は、国際レベルで強い影響力を持つ企業をも魅了しました。フランスでは、ガリマール(Gallimard)、ラ・マルティニエール(La Martinière)、フランマリオン(Flammarion)の3つの出版社で結成されたエデン・リーブル Eden Livres が、ド・マルク社のプラットフォームを利用しています。またイタリアでも、同社の技術をもとにした Edigita が設立されましたが、こちらには同国の最大手出版グループ4つのうちの3つ、フェルトリネッリ(Feltrinelli)、メッサジェリエ・イタリアーネ/GEMS(Messaggerie Italiane/GEMS)、RCS/リゾッリ(RCS/Rizzoli)が集結しています。
変化する文学の創造性
創作者たちはデジタル技術を身につけて、インタラクティブでマルチディシプリナリーな文学という斬新なタイプの作品を作っています。デジタル・プラットフォームにより可能になったツイッター文学フェスティバルFestival de twittératureのような数々の新しいイベントが、新興の芸術フォームの普及に役立っています。