Québec

気候変動

環境に取り組むQuébec(ケベック)州

Québec州には国際規模の多様な環境産業があります。この分野の企業は、特に環境工学とエネルギー工学における革新的な製品やサービスを提供しています。また、環境の専門コンサルティングもQuébecの強みのひとつです。

Québec州の環境分野の堅固な基礎は、下記に精通した、世界的に有名な大学や規模の大きい研究所によって確立されています:

  • 専門分野の知識
  • 資格を備え、多言語に通じた労働力

気候変動との積極的な闘い

気候変動との闘いにおいて、Québec州は世界で最も進歩的で責任感の強い 政府のひとつに位置づけられています。既に数年来、カナダで最も低い住民一人当たりの温室効果ガスの排出量を達成しており、CO2換算で約11トンという数値は、カナダ全体の平均値の半分にも相当するものです。また、北米の連邦州で始めて化石燃料に対する使用税を導入したのもQuébec州でした。

2020年までのQuébec州の目標:-20%

Québec州では、2020年までに1990年比で-20%の温室効果ガス排出量を削減することに取り組んでいます。これは欧州連合の目標と同じ数値で、これは達成されれば、北米で最も低い住民一人当たりの排出率になります。

 
2つの目標 を達成するための行動計画:
  • エネルギー、交通、産業、残留性物質、農業、州や市町村レベルの活動などの戦略的分野における、温室効果ガス排出量の削減。技術イノベーションに関する支援項目での活動や民衆への啓蒙活動も、温室効果ガスの排出削減を目的としている。
  • 気候変動への適応: 期待される温室効果ガス排出量の減少を考慮してもなお、気候変動は、人々の安全と健康、インフラストラクチャーの状態、そして不安定な生態系バランスを脅かす危険があるため。
 

環境に関する野心的な政策

Québec州のエネルギー戦略

Québec州は再生可能なクリーン・エネルギーの開発に軸をすえています。州で生産される電力の97%はこのタイプのエネルギーで賄われていますが、これは地球上で最も高い数値のひとつです。

2006-2015年のQuébec州のエネルギー戦略は、下記項目への取り組みにかかっています:

  • Québec州の水力発電の再開発
  • 現在稼働している風力エネルギーのポテンシャルの開発
  • 汚染するエネルギー源に取って代わることの出来る、他の再生可能でクリーンなエネルギー源
公共交通に関するQuébec州の政策
Québec州の温室効果ガスの主要排出源は交通分野です。この事実に対し、政府は2006年に公共交通に関する政策「市民に最良の選択を提案するために」を取り入れました。

総合目標: 都市部・地方部を含めたQuébec州全体で、2012年までにサービスの提供を16%改善し、公共交通の使用者を8%増やすこと。

環境とグリーン・テクノロジーに関するケベック産業の開発戦略

ケベック州政府では、環境と経済は分離不可能であると判断し、環境保護を雇用創造と企業間競争力を促す手段として用いる事を目指しています。

国際的な計画としては、「グリーンで繁栄したQuébecのために」という戦略が取られています。例えば、集団の活動を支援したり、炭素市場や京都議定書の「クリーン開発メカニズム(mécanisme de développement propre –通称MDP、英語名称CDM)」への企業の参加を促すことで、海外市場におけるケベック企業の存在感を高めることを目標にしています。